Vの嵐

  • 1

店長「ハートを鷲掴みにされたな」
二宮「わかります?」
二宮「誰なんすか?」
店長「櫻井翔、2年生、クールな奴だ」
二宮「呑気ですねー櫻井くん」
櫻井「なんで俺の名前…」
松本「ねぇ大野くん…いい加減手伝ってよぉ…」
松本「まぁ僕がいるから成り立っているようなものだけど」
松本「彼は大野くん、ぜんぜん役に立ってないけど、一応部員だよ」
みわ「櫻井くん…体育館で会えるとは思ってなかったわ」
二宮「仕方ないですね…その代わり僕とデートしてください」
相葉「みわ、いる?」
うわぁ相葉さんかわいい。おでこ見えないのもいいねぇ。
二宮「必ず勝つ、キミへの愛がある限り、俺が負けるはずない!!」
くさいこと言っちゃうねぇ(笑)

  • 2

櫻井「あっさり負けたな」
コーチ「櫻井、お前マネージャーやれ。今のままじゃ確実留年だぞ」
コーチ「成績はやらんが、単位はやろう」
櫻井「適当にこなして、適当にやめるよ」
相葉「しかし驚いたなぁ、あいつがバレーコートに戻ってくるなんて…」
櫻井「元はといえばお前の責任だろ、俺の分までお前が働け」
翔くんの顔に当てるニノ、ニノの肩に当てる翔くん。そして取っ組み合い。
コーチ「全員校庭100周」
なにこの手塚(@テニスの王子様)みたいなコーチ(笑)
櫻井「やってられっかよ」
コーチ「じゃあお前たちには櫻井の分も走ってもらおう、連帯責任だ」
櫻井「どうぞご勝手に」
櫻井「やらなくてもわかるよ、お前ホント馬鹿だな」
二宮「走ってやるよ、お前の分まで走ってやるよ」
大野「あぁ、俺も櫻井みたいに逃げたい」
松本「逃げればいいじゃない」
大野「推薦入学が…」
二宮「俺について来い!!」
グラウンドを見つめる翔くん、目が細くなってて、かっこいい。
櫻井「だから無理だって言っただろ」
二宮「始めっから何にもしないお前に言われたくねぇよ」
櫻井「自分の限界も知らない馬鹿に言われたくないよ」
櫻井「すぐ熱くなるんだな、偉そうなこと言うならちゃんと走りきってから言えよ」
櫻井「馬鹿は馬鹿同士、仲良くやれよ」

  • 3

相葉「ねぇ…このぎこちない歩き方の彼、だれ?」
大野「おおかた相葉さんから妹をよろしく頼むといわれたんだろう」
大野「僕もあんな単純な人間見るの初めてですよ」
松本「恋人だったの?恋人なの?だったらどこまでいってるの?」
二宮「そこまで聞きたくねえよ!」
櫻井「教えてやるよ、俺の女だ、これ以上かまうな」

  • 4

松本「でも大野くん、人が増えたら手が抜けるって喜んでたじゃないか」
大野「毎日が充実してしまって、ぜんぜんサボった気になんないじゃないかよ。君一人に仕事を押し付けていた頃が懐かしいよ」
相葉「お前のいるべき場所はあそこなんだって」
櫻井「やめてくれ、先輩」
二宮「あれはどう見たってデキてるよぉ…」
松本「退部でもナンパでも好きにしろ!」
猫田勝敏選手の話をする潤ちゃん。猫田って、本当にいる苗字なんだ…

  • 5

二宮「健全な精神は健全な肉体に宿る」
大野「キミの不健全さを見てればそれが嘘だってわかるよ」
大野「やめてぇぇぇ」
二宮「お前女の子に憧れてんじゃねぇよ」
相葉「昔を思い出すと恥ずかしくなることもあります、なまじ出来るのをいいことに調子に乗っていた時期もあるから…」
店長「お前も相葉君の100万分の1でも素直になってみたらどうだ」
大野「僕はいないものと思ってくれよ」
二宮「おい櫻井、なにがおかしいんだよ」
櫻井「女子にボコボコ」
大野「僕を巻き込まないでくれよ。悔しくて明日も練習に参加してしまいそうだ」

  • 6

相葉「はい上がってみたくはないか」
相葉「僕は早稲田への推薦が決まっている、早稲田内定へのノウハウをバレーと同時にキミに教えよう」
相葉「キミとみわの交際を認めよう」
なぜ相葉さんは頭がよさそうな役を…
相葉「もし途中で逃げ出したら、ミワに近づくことすら許さない」
相葉「早稲田に怪文書を送り、君の入学を阻止する」
大野「ちょっとお兄さん…」
相葉「馴れ馴れしい口をきくなぁ!」
櫻井「お遊びはどこまでいってもお遊び、才能の無いお前らは一生女子マネでもやってろよ」
相葉「俺は自分の運命だと思ってる。あいつ、本当は自分のことより他人を…」
相葉「遅かったなぁ…仲良く遅刻かっ!たるんでる証拠だ、並べ!」

  • 7

櫻井「才能の無いお前らに付き合ってられるほど暇じゃないんだ」
みわ「櫻井くんのことしか考えてないくせに」
相葉「動機が不純でもかまわない、たどり着く所が一緒ならそれでいいんだ」
櫻井「コートに戻らないことがせめてもの償いなんだ」
二宮「バレーが出来なくなったからって相葉さんの人生台無しにしたわけじゃねえんだよ」
二宮「お前はただ言い訳にしてるだけなんだよ、言い訳にされてる相葉さんの気持ち考えたことあんのかよ」
松本「昔何があったか知らないけど、櫻井くんは人として間違ってると思うよ」
二宮「これ絶対違うよ」
大野「相葉さんが言うんだから間違いないよ」
櫻井「やっぱり女子マネがお似合いだな」

  • 8

松本「あれ嘘だよ、大野君は保健の先生に気があるんだ」
松本「大野くんってエッチだね」
また大野くんは女に免疫のない役を…
二宮「顔面でレシーブを受けてるお前を見たら尚更な」
櫻井「親じゃなくてもな」
なんで潤は金持ちの役ばかり…
櫻井「二宮のこと…なんでもない」

  • 9

二宮「お前ホント下手な」
二宮「お前完璧下手な」
櫻井「お前ホント完璧にどうしようもなく下手だな」
相葉「ほんとすまなかった、藤本先生があれほど人の話を聞かないとは思わなかった」
相葉「よろしくお願いします(おっとり)じゃあお前たち、やるぞ!!(キリッ)」
コーチ「とりあえず校庭30周、相葉もだ」
相葉「なんだ今日のお前たちのあの様は!よくも俺に恥をかかせてくれたな」
櫻井「ちょっとだけど伸びてる」
櫻井「相葉…」
二宮「(パチリ)みわちゃんっ」
部員加入のポスターにニノプリクラ(笑)

  • 10

相葉「彼の頭の中はわからないよ…」
相葉「(土下座)僕の監督不行届でした」
コーチ「タイヤをひいて校庭15周!」
二宮「お気の毒ですか、あれは俺たちの苦労の半分にもなっていない」
大野「もっと苦しめ…(念を送る)」
先生の谷間を見て頭を振る相葉さん。真面目だなぁ。
大野「相葉先輩はかみ合ったのにどうして僕は…」
店長「お前がおかしいなじゃない、あの女が普通じゃないだけだ」
相葉「言葉で言っても通じない、さすがの先生もこれを読めばわかってくれるはずだ」
またタイヤを引かされてる相葉(笑)しかも増えてる。
コーチ「スポーツは実力の世界だ、お前の兄は話せばわかるという甘えがあった、だから戒めたんだよ」
なにやってんのコーチ(笑)受身?

  • 11

テニスボールを使って練習。
相葉「ほらいくぞ、ほら右、左、しっかりしろ、気合が足りん、気合が」
店長「疲れた中にも爽快感の残る笑顔に、お前たちの進歩を見たような気がするぞ」
櫻井「受けたボール真横に返す奴なんてはじめて見たよ」
店長「悔しければ見返せ」
大野くんを引っ張っていくニノ、潤ちゃんを引っ張ってく翔くん。
みわ「勝っても負けてもやな感じ」
櫻井「俺が決めることじゃないだろ」
みわ「櫻井くんが決めていいよ」
相葉「彼らの試合をみていただければわかります」

  • 12

潤父「お前にはバレーの才能はない!」
先生「迷いが顔に出るのよ、もったいないわね」
二宮「お前メガネはぁ?」
大野「コンタクトに変えた」
相葉「櫻井がエースだ、あとはどれだけ正確なトスを櫻井にあげられるかだ」
潤父「才能のない潤には、無駄なことです」
潤父「じゃあキミたちは潤にバレーの才能があると思っているのか?」
沈黙はきついなぁ…

  • 13

店長「無理をしろ、恥をかけ、傷つくだけ傷つけ!負けることなど気にするな!やりたい放題にやるんだ、若いお前たちには負けは負けじゃない」
ぐっときました…
相葉「お父さん、これが霊石です、これで松本くんにも必ず才能が…だから松本くんを返してください!」
大野「初めてできた友達が松本くんなんです、僕は松本くんがいないのは辛いです」
潤父「バレー抜きでもいくらでも潤と付き合えるんじゃないか?」
大野「バレーを取ると僕らには何も…」
千羽鶴を身にまとい、モールを体に巻きつけ、ラッパを吹くニノちゃん。無言でドアを閉められました。
潤父「彼らのことは忘れなさい、自分たちが困るからああしてるだけだ」
櫻井「下手でもちょっとは骨のある奴だと思ってたよ」
相葉「A作戦はエースのA、B作戦は馬鹿のBだ!」
笑う翔くん。
相葉「今から死ぬほどスパイクさせてやるよ!」
相葉「気にするな、定価1万2千のところを、8千円だ」
二宮「金とるんすか?」

  • 14

みわ「戦力は櫻井くんだけだから徹底的にブロックして。相手の夢も希望も叩き潰すつもりでいきましょう」
すげぇこと言うなぁ(笑)
1ゲーム目負け
大野「いきなり馬鹿作戦は危険すぎる」
相葉「馬鹿作戦は奥の手だ」
2ゲーム目勝ち
相葉「大野、相手を混乱させてやれ」
松本「今を犠牲にして未来を考えるより、今しか出来ないことをしたい!」
櫻井「俺を言い訳にして試合を捨てんじゃねえ」

  • 15

潤登場。ユニフォーム着て嬉しそうだね。
二宮「遅ぇんだよ」
相葉「負けたら生きて返さないから、そう思え!」
潤がレシーブ、大野くんがアタック、そしてBGMは♪明日に向かって♪
コーチ「相葉!あれだけ大口を言ってこの程度か、呆れてものも言えんわ」
コーチ「明日の放課後、体育館に集合だ」
喜ぶ大宮、櫻葉。このときすでにこの組み合わせ…?
二宮「はっきりさせようぜ」
みわ「私よりバレーに恋しちゃってるくせに」
松本「まぁしいて言えば、バレーが僕に恋をしたってとこかなっ」
二宮「あるわけねぇだろっ」