ロナウド×櫻井翔

up:2009.01.01
マンチェスターユナイテッドクリスチアーノ・ロナウド選手への突撃取材。突撃取材は北京オリンピック以来ですね。
先週木曜、12月18日の試合が終わったあとに取材に行ったそうです。
移動の車中にて、
スタッフ「クリスチアーノ・ロナウドのコメントを必ずとっていただくようにお願いします」
櫻井「(すぅ〜と息を吸って)…頑張ります…間近でその姿見られるだけでもう…本当は個人的には嬉しいんですけどねぇ…」
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試合30分前、特別にピッチわき(ってどこ?)での取材許可をもらいました。ゴールの後ろでロナウドのシュートを見る翔くん。
櫻井「会場がどよめきわした。今この場所で見てわかったんですけど、ボールが全く回転してなくて、球がこうナックル状態というか、不思議な回転をしますね」
そのシュートの様子を両手を円にして表して、くしゃくしゃの笑顔☆か、かわええ…!
ガンバ大阪マンチェスターユナイテッドの試合を報道席でラルフさんと一緒に観戦。報道席ってあんな位置にあるのかぁー
ロナウドの足技(フェイント)を見て大興奮の二人。
櫻井「おーわおわわわわ!」
ラルフ「お〜!ヤハハ!」
櫻井「すーごいフェイントだね、こうなってたね(両手を足に見立ててピクピク動かす)」
ラルフ「ね!」
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櫻井「ロナウドが1点取ってるから機嫌がいいことを願いたいですね」
取材ゾーンへ。日本のテレビ局の先頭をキープ。隣にいる女性は冠さんかな?ちなみに冠さんは北京オリンピックに同行してくれた通訳さんです。

櫻井「どうでした?マンチェスターユナイテッドは」
遠藤「一人一人の技術が高いですし、非常にいい経験になったと思います」

櫻井「最後ユニフォーム交換されてましたね」
安田「はい」
櫻井「あれは我先に、と行ったんですか?それとも今日の試合の中でお互いを称え合う気持ちになっていったのか」
安田「世界の大きい大会で自分とマッチアップした選手と交換したいなと思っていたので。まぁ今日はそれがロナウドだったので、アイリスペクトユーと言っておきました」
櫻井「おぉぉ!そしたら」
安田「そしたらセンキューと言ってウインクしてくれました」
櫻井「おぉ、ちょっとかっこいいですね」
安田「はい。ユニフォームもめちゃくちゃええ匂いしました」
櫻井「あはは!(笑い崩れる)」
安田「汗かいてなかったっす!」
櫻井「(笑)」
前にも会ったことあるの?というほどガンバ大阪の選手はフレンドリーですね。

マンチェスターユナイテッドルーニーは報道陣の前をスタスタと。
櫻井「聞きたかったなぁ、ルーニー…」

ロナウド来たぁ!
櫻井「クリスチアーノ、ジャストトゥークエスチョン!」
ロナウド「(ダメだよもういかなくちゃ)」
通り過ぎようとするロナウドを、通訳さんが止めてくれました。やっぱりこの通訳さんは冠さんかな?
櫻井「ハウディジュースィー、ガンバ大阪(ガンバ大阪の印象は?)」
ロナウド「(とてもいいチームだよ、とても速いし、いいサッカーをした。対戦して楽しいチームだったよ)」
櫻井「ラストクエスチョン、もし優勝したらクリスチアーノの涙は見られますか?」
ロナウド「(えっ泣く?わからないよ、多分ね。勝ちたいけれど泣きたくはないなぁ、そのときにならないとわからないよ)」
櫻井「ハウドゥユフィール、アバウトファイナルマッチ(決勝については?)」
ロナウド「(難しい試合になる。リガ・デ・キトはいいチーム。決勝の勝者はどちらになるかわからない。でも自分たちのことを信じている。チャンスもあるだろうし、勝てると思うよ)」
櫻井「センキューソーマッチ」
ロナウドは親指を立てて去っていきました。
翔くんはふぅ〜と息を吐いて、下唇を噛みながら大きくガッツポーズ!!「やったぁ…やったよ…」と小さく呟いてました。
櫻井「(左胸に手を置いて)一つ任務を遂行できたような気がします…」
翔くんが「心が折れた」というのがわかりました、ロナウド選手が相手にしてないんですよね。でも「ジャストトゥークエスチョン!」と引き留め、ついにはロナウド選手の笑顔が見れました。
取材が終わったときのあの顔!!満ち足りた表情で、この映像が見れてよかった!と心から思いました。
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スタジオにて、
ラルフ「ホントに突撃でしたね。見てるこっちもドキドキしました」
櫻井「北京オリンピックのときのボルト選手のように、ほんっとに緊張しましたねぇ」
ラルフ「あはは(笑)」
櫻井「やっぱりあのロナウド選手、大会ナンバーワン人気選手ということもあって、たっくさんの取材もあったのでお疲れだったというのもあるんでしょうね、最初ちょっとその不機嫌な表情に僕は心折れそうでしたけども」
ラルフ「(笑)」
櫻井「まぁ何とか笑顔が見れてよかったなぁと思いました。ただ、最後決勝に向けたクラブ世界一の質問をすると表情がグッと変わるんですね。かなり真剣な表情になって、その質問一つ一つに真摯に答えて下さる姿がとても印象的でしたね」
ラルフ「まぁ思えばね、今年は櫻井さんは本当に様々なアスリートにインタビューしてきましたけども」
櫻井「そうですねぇ、あの北京オリンピックをきっかけに、ほんっとに沢山のアスリートにお話を伺いました。印象に残る言葉というのは沢山あるんですけども、その中で」例えば谷亮子選手の「夢を重ねてくれたみんなのためのオリンピック」という言葉や、また福原愛選手の慣れない中国リーグの苦労について尋ねたときの「慣れるまでが成長出来る」と答えてくれた一言も忘れられません。トップアスリートの皆さんそれぞに哲学を持っていて、どんな質問を投げても真っすぐ返してくれるのがとても印象的でしたね。その強さがどこからくるのかを考えたとき、体操の冨田選手が「一日も休んだことがない」と言っていたことを思い出しました。トップアスリートたちの日々の努力を積み重ねてきているからこそ、そのブレない、真の強さを手にしたのだと思います。これが正解なのかどうかこれからも多くのアスリートに会い、彼らの内側にあるものを追いかけていきたいと思います」