福原愛×櫻井翔

up:2008.05.18
GO FOR BEIJING
4歳の頃の愛ちゃんのVTR。泣きながら卓球をしてます。愛ちゃんは昔からテレビで見てて、顔が変わらないなーなんて思ってたんですけど、子供のとき・アテネ五輪・現在と見てみるとアテネ五輪のときはまだ子供の顔だけど、2007年のインタビューではもう大人の顔になってますね。顔変わってないと思ってたけどそんなことなかったですね。もう大学生、しかも早稲田です。まだ高校生かと…。
対談を見て、櫻井くんより愛ちゃんの方が話がうまいなぁって思いました。愛ちゃんの喋りと笑顔が和やかな空気を作ってたような気がします。
愛ちゃんピアスしてましたね、可愛い。
愛ちゃんはやっぱり可愛いです。
***
4月17日、ナショナルトレーニングセンター
櫻井「こんにちは櫻井翔と申します。今日はよろしくお願いします」
練習が終わった愛ちゃんがラリーを見せてくれます目で追いかける翔くん。翔くんの黒目がきょろきょろ。
櫻井声「ただただ圧倒されました」
櫻井「すごぉい、どっちに飛んでくるか予想して動いてるんですか?」
愛ちゃん「だいたいはわかります」
櫻井「だって向こうが打ち返した球を見て動いたんじゃ間に合うスピードではないですよね」
愛ちゃん「はい、試合になったらもっと緩急の変化があるので」
卓球を体験する翔くん。
櫻井「こわいなー」
軽いラリー。おぉ、翔くん出来てるよ、って流石に馬鹿にしすぎか。できないできないって言っても普通の人よりは運動神経あるんだろうしね。そして突然のスマッシュ。
櫻井「うおーー!!はははっ、あぶねー」
卓球台に腕をのせる翔くん。
櫻井「試合ではこの速さですか?」
愛ちゃん「いまよりもうちょっと速いです」
櫻井「うわー…無理だ」
にこっと笑う愛ちゃん。
***
櫻井「大学の友達はできました?」
愛ちゃん「できた…かな…入学したばっかの時に色んな人にアドレスを聞かれて」
櫻井「はははっ(手をたたいて笑う)」
愛ちゃん「写メ撮ってとか、サインしてとか、全部いいよって。アドレス聞かれたら教えてたんですよ」
櫻井「あははは」
笑い続ける翔くん。
愛ちゃん「一時期メールをやめて」
櫻井「早稲田大学受験の年、オリンピックが決まる年ですよね。すごい大変だったんじゃないですか?」
愛ちゃん「悩みました。このままだったら卓球だけの人生で終わってしまうから、それがすごく嫌で。卓球以外もちゃんと勉強したいなって」
櫻井「オリンピック目指しながら勉強もってなかなか出来ないですよねぇ」
愛ちゃん「大学に入ってみて、大変なこともありますけど、でも、入ってみなきゃわからないことも沢山あったので」
櫻井「なるほど(頷く)」
確かに、言われてみたらそうです。
櫻井声「福原選手といったらやっぱり中華」
櫻井「おなか減りましたねー」
と着席。
目の前で坦々面を混ぜるのを見て、
愛ちゃん「うわーおいしそー!」
櫻井「いただきます!」
口いっぱいに詰め込んでます、ハムスター櫻井。もう大人なんだからさぁ、男の子って感じじゃなくて大人しく食べてよぉ。食事のときの翔くんはいっつもすごい勢いだね。もすこし…もすこし落ち着こう?
愛ちゃん「辛くないですか?」
櫻井「うん!(口に入れたまま)」
辛くないと聞いて愛ちゃんもパク。
愛ちゃん「…ん!?…うん!(一旦カメラを大きな目で見て)…辛!」
櫻井「辛い?そんな辛くないと思ったけど」
愛ちゃん「時間差攻撃!(眉をしかめて)」
櫻井「なんでそんなに卓球に没頭できるんできて努力できるんですか?」
愛ちゃん「…楽しかったから」
櫻井「ふーん…(納得いかなそう)」
もう、普通の友達の空気ですよね。キャスターじゃなくて。インタビュアー、お話を聞く立場だったら「ふーん」じゃなくて「そうなんですか?」とか会話を繋げる返事をするのにさ。「ふーん」って(笑)
愛ちゃん「すいません簡単に片付けちゃって」
櫻井「好きだから?」
愛ちゃん「好き嫌いじゃないな…例えば、長年夫婦が寄り添って、10何年も一緒にいたら隙とか嫌いとかって問題じゃないですか。そんな感じです」
櫻井「ははは…はーわかるような、でもお互い結婚したことないからどこで共感したらいいのか。ニュアンスとしてはなんとなくわかる。そこにあるから?」
愛ちゃん「隙とか嫌いで片付けられる問題じゃなくて、それが当たり前だから夫婦みたいな。ペットでもいいですよ」
櫻井「でも、夫婦なんじゃないですかね?」
愛ちゃん「けどあたし卓球と結婚する気ないです。先に言っておきますけど」
笑う愛ちゃん。
櫻井「年齢とキャリアのバランスが見ている側として整理がつかない」
愛ちゃん「小さいときから皆さんに応援してもらっているから、まだ中学生とかに思われている人もいるんですよ」
櫻井「そうかもしれない」
愛ちゃん「だからたまに自分の中でも整理つかないときもあります。人間としてはまだ19だからまだまだヒヨッコだなって思うんですけど」
櫻井「いやーでも話しててやっぱ大人だなーって思いますよ」
愛ちゃん「ホントですか!?」
櫻井「うん」
愛ちゃん「やったー♪」
櫻井「(笑)そういう感じは子供だなっと思いますけど…」
愛ちゃん「うれしい!」
笑いあう二人。愛ちゃんかわいいなぁ。
***
櫻井「中国に最初に行った時慣れない環境で得るものは多かったですか」
愛ちゃん「多かったです。慣れるまでが、卓球に限らず人間的に成長できると思うんです。それもそういう風にプラス思考で考えていけば苦にはならなかったですし。楽しいです、逆に」
櫻井「アウェーだけどアウェーじゃない。中国で開催される北京五輪っていうのは意味が大きい大会なんじゃないかなって思う」
愛ちゃん「自分が小さいときからお世話になった国で試合が出来て、少しでも成長した姿を色々な方に見てもらえたらいいなって思ってます。あと3ヶ月間、自分がやれることを精一杯やって、北京に行って笑顔で日本に帰ってきて、良い報告ができるように頑張っていきたいです」
VTRおわり。
***
櫻井「福原選手は子供のときからテレビで見ているせいか子供っぽいイメージを持っていたんですけど、お話を伺うともうしっかりしてるし、何よりトップアスリートとしての貫禄を感じました」
櫻井「放送できなかったんですけど、福原選手に「福原選手を支えているものは何ですか」と伺ったところ、「家族かな、応援してくれる人かな…」と沢山悩んだ答えが「自分自身」と。その答えに中国で得た自信だったり真の強さが垣間見れた気がしました」
おわり。